浄水器の選び方 & 水道水とペットボトル水の比較

気ままなコラム

私が、最初に浄水器の購入を考えた時に、どんな条件がそろっている物を選べばよいのか全くわからず、家電屋さんで店員さんに聞いて購入しました。
店員「予算はいくらですか?」
「1万円くらいでしょうか。」
店員「では、ここからここまでのゾーンですね」
と案内されました。
なぜ予算が第一条件となって会話が進むのかが不思議でしたが、その中で、一番物質が多く取れそうで、何か認証マークがついていそうなものを探しました。
しかし、
その後に、浄水器にも様々あると知り、3ヶ月後に買い替えることになりました。

ここでは、製品名を明記しての紹介はしません。
こんなことを判断基準にしたら良いよー!ということを紹介します。

なぜ浄水器が必要?

日本の水道水は、世界的にみても安全性はトップクラスです。
しかし、家庭に届くまでの道のりに、水道管の老朽化マンションやアパートの貯水槽の汚染、そこから生じる有機物と水道水内の塩素が結合してトリハロメタンなどの化学物質が発生する可能性があるということが問題視されてきています。

「水道管」と画像検索してみてください。
水道管の高圧洗浄の動画を検索してみてください。
蛇口から水が出てくるまでに、どんな環境を流れてきているのかが、よくわかります。

日本の水道水は衛生的で安全ではありますが、身体にとって安心かというと疑問符が浮かぶ方も多いのでは?
水道法によって、衛生的で安全な水を各家庭まで届けてもらって、
各家庭では、体にとって安心な状態の水にして飲むことができたら、
安全&安心な水を体内に取り入れることができますね。

1955年にはWHO(世界保健機構)が「きれいな水は健康のもと」というスローガンを掲げ、健康的な生活における水の重要性を強調しています。
成人の身体の60%は水分です。
乳幼児の身体は80%もが水分です。
その「水」の質を考えることも、とても大切なのです。

水道水とペットボトル水は、どちらが安心?

ペットボトルを購入している人も多いですよね。
水道水とペットボトル水では、通過しなければならない法律と検査が異なるのことを、ご存知でしょうか?

●水道水
「水道法水質基準に基づく水質検査」
・基準項目検査:51項目
●ペットボトル水
「食品衛生法における水質検査」
・食品製造用水:26項目
・ミネラルウォーター類:39項目

項目数を見て、あなたはどう思うでしょうか??
検査項目数は、ペットボトル水の方が少ないのです。

浄水器を設置する前は、ペットボトル水を購入していました。
水道水を飲むことに抵抗を感じたために購入しているペットボトル水が、実は水道水よりも検査項目数が少なかったことを知った時、自分の行動に矛盾を感じました。
水道水よりも安全安心だと思って買っていたペットボトルは、本当に水道水より安全安心なのか??
最も安全安心な方法は、なんだろう??
そう考えるきっかけになりました。

加えて、1人暮らしでの1ヶ月のペットボトル代が約5,000円だったので、
6万円/年
60万円/10年
300万円/50年
と、ペットボトルを購入し続けると莫大な出費になることに気付き、高いと思っていた浄水器よりも、ペットボトルを買い続けるほうがはるかに高いということに驚きました。
水質の安全性の面でも、経済面でも、浄水器を設置しようという判断に至りました。

浄水器についている認証マーク

JWWA規格

社団法人日本水道協会(JapanWaterWorksAssociation)の略
日本の水道法に基づいて厚生労働省が定めた基準が定められており、この基準に適合していれば、JWWAの認証品であるマークがついています。

NSFインターナショナル

公衆安全衛生の分野で、国際的に認められている第三者認証機関で非営利団体です。
1944年に設立され、政府の取締機関や公衆衛生局員、業界代表者、科学者、医師等の幅広い経験をもつ代表で組織される評議委員会が、認定基準を作成し、承認を行っています。
アメリカ規格協会(ANSI)やカナダ規格審議会(SCC)などに認定されている世界標準の認証システムでもあるのです。
食品衛生や食品関連機器の安全性に熟知していることから、WHO(世界保健機構)の食品衛生協力センターとしても活動しています。

JWWAとNSFの比較

浄水器における除去能力の基準の比較です

JWWA NSF
塩素 80%以上除去 75%以上除去
粒子 基準なし 直径0.5㎛以上の粒子の85%以上除去
アスベスト 基準なし 99%以上除去
胞子
(原生動物)
基準なし 直径4~6㎛以上の粒子の99.9%以上除去
化学物質 基準なし 有機・無機化学物質の67~95%除去
微生物
(バクテリア)
上水の一般細菌数は1mlあたり100個以下、または大腸菌群は陰性であること。
紫外線装置の基準なし。
紫外線照度定格-16,000µW-sec/㎠以上
検査時期 初期値 フィルター交換目安の2倍の期間経過後

比較してみると、NSFインターナショナルの認定マークがついている浄水器のほうが安全安心であることが、一目瞭然ですね。

JWWAでは、
・塩素は除去してね
・他は基準を設けないので除去できても除去できなくてもいいよ
・設置時の検査結果なので、1週間後・1ヶ月後・フィルター交換目安時期にはどんな値になっているかは不明だよ

ということになります。

冒頭で書いたように、3ヶ月で買い替えることになったのは、この基準を知ったからです。
JWWAの認定マークのついている蛇口に付けるだけの小さいものを買っていたのですが、JWWAとNSFインターナショナルの基準の違いを知ると、NSFインターナショナルの認定マークがある浄水器でないと、私は安心安全とは思えなかったので、買い替えました。

おいしさも大事

水のおいしさは、ミネラルが適度に含まれていることも重要です。
除去能力が高い浄水器は、ミネラルも除去してしまうものもあります。
除去能力が高くて、ミネラルは除去しないものは、安全&安心&おいしい水になります。

先日、友達とこのような話をしていた時に、「水道水のこともペットボトル水のことも、全然知らなかった。もっと知る機会が多くなったらいいのに。」と言っていたので、ブログ記事にしてみました。
水の質も考えてみる機会になってもらえるとうれしいです。

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