つい先日、twitterで初めて目にしました。
近年たくさんのマークがありますが、身につける対象にならない方に多く知ってもらうことで、支援の輪が広がるのではと思います。
「わけあってこちら側で止まっています」のマーク
東京都理学療法士協会で作成されたキーホルダーです。
理学療法士協会は、
理学療法士とはどんな職業なのかを紹介していたり、リハビリテーションについての情報公開やイベント開催を行なっているようです。
その一貫として、「エスカレーターマナーアップ推進委員会」というものがあり、エスカレーターが安全・安心に利用できるように、メディアでの周知や、イベントを開催しています。
どんな方が、マークをつけているの?
●エスカレーターの右側に立って乗りたい
●エスカレーターは両側に止まって乗るのが本来のマナーであることを広めたい
●右側に立ちたい方の思いを支援したい
など
本来のエスカレーターの安全な乗り方は、二列で止まって乗ることです。
しかし、なぜか片側を空けて、通れるようにしなければいけないような風習がありますよね。
私自身や、身の回りの人で、不便や不具合を聞いたことがなかったので、あまり気に留めたことがありませんでした。
twitterで、「わけあってこちら側で止まっています」というマークの写真を載せて、拡散してほしいというツイートを、たまたま見かけました。
物心ついた頃から、エスカレーターは左側に寄って立ち、「右側は急いでいる人が歩くためのもの」と言われてきたので、なんの疑問も持たずにそうしてきました。
しかし、このマークを知って、確かに!!なぜ気が付かなかったんだろう!!と思いました。
“こちら側”じゃなきゃ安全に乗れない人もいる
どちらか片側の手足が不自由で、ベルトを安全に保持できる側にしか立てない方もいるのです。
疾患や後遺症を持っている場合だけではなく、もしかしたら、私もあなたも、骨折したりして片側の手足が不自由になる可能性もあります。
想像してみてください。
左手を骨折して、布で吊っています。
みんな左側に乗っていて、右側は空けられています。
動いているエスカレーターの左側に乗ります。
左手は骨折しているので、左手でベルトをつかむことができません。
そして、右側は歩いて行く人がたくさんいて、たまにぶつかったりもします。
とても不安定になることが容易に想像できますよね。
キーホルダーの購入方法
申し込みフォームから、購入手続きをすることができます。
在庫状況によって、発送までに時間を要することもあるそうなので、優しい気持ちで待ちましょう。
また、エスカレーターを利用していて、両側に立ち止まって乗りたいと思った経験や、右側に立ち止まって乗ってみた経験談なども、募集しています。
どこに発信していいのかわからなかったエスカレーターでの経験を、こちらに応募すると、役立ててもらえるかもしれませんね。
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