様々な場面で活躍している「アロマセラピー」
その中でも「臨床アロマセラピー」は、臨床現場で活躍しているんです。
臨床アロマセラピーってなに?
「臨床アロマセラピー」は、病院や医療施設などで取り入れられている、患者さんが受けられるアロマセラピー。
日本臨床アロマセラピー学会で認定を受けた方や会員の方が、患者さんが受けられるケアの選択肢の1つとして、活動されています。
どんな場で使われているの?
病院の待合室でアロマを炊いて、待ち時間のリラックス効果を期待した用い方をしているクリニックや歯科は、たまにお見かけしますよね。
入院中や通院中の患者さんを対象にした臨床アロマセラピーも、導入している病院・医療施設もあるんです!!
そして、療養介護・医療型障害児入所施設などで、入居者さんがアロマセラピーを受けられるケアを提供している施設もあります。
産科での臨床アロマセラピーの導入は、他の科に比べて、進んでいる印象があります。
私は、大学の同級生の助産師の子から、産科でアロマオイルを導入しているところもあるという話を、10年ほど前に聞いたことがありました。
私が住んでいる北海道では、旭川厚生病院や札幌マタニティ・ウイメンズホスピタルなどの産科でも、アロマセラピーを用いられています。
札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル内「エステティックサロン・リ・マイン」
どんな効果があるの?
1日を病院のサイクルの中で生活している方に、心身ともにリラックスできる時間・空間を提供できたり、患者さんのご家族が、患者さんにアロマセラピーを実施すると、触れ合うことでのコミュニケーションがとれたり、患者さんの表情が穏やかになったりすることもあるそうです。
★こんなにも気持ちの良いものだったとはと、気に入ってくださる人が多かった。
★障害児にアロマセラピーを行う時は、施術中は母親から離れることにもなるので、母親が一人でくつろぐ時間もつくれる。
★筋緊張が強くて床に仰向けで寝ることが難しかった子が、床に寝られるようになったこともあった。
★病院内にも、こんな香りが楽しめる場所があるとホッとするというお声もいただいた。
★いつも冷えている患者さんの足が翌朝まで暖かかった。
★アロマセラピーをすると、患者さんは夜にぐっすり眠っています。
★アロマセラピーを受け始めてから、表情が良く穏やかに過ごしています。
★お部屋に戻ると賑やかなので、静かに過ごせるアロマセラピーの時間が、本人にとってとても良い時間になっています。
★全員にさせてあげたい。
医療スタッフからみて、臨床アロマセラピーによって患者さんに良い影響がある実感を得られていることは、すごいことだと思います。
香りのあるものを禁止している病院や病棟も多くあると思いますが、この医療スタッフからの意見を考慮すると、臨床アロマセラピーを取り入れられると喜ぶ患者さんも多くいるのかもしれないなと思いました。
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