「たんぱく質」はなぜ大事?② 「たんぱく質」と「アミノ酸」

気ままなコラム

今回は、「たんぱく質」と「アミノ酸」のお話です。

「アミノ酸」ってなに?

聞いたことはあるのではないかと思います。
「たんぱく質」を分解し続けると、「アミノ酸」になります。

食事から摂取した「たんぱく質」は、体内で「アミノ酸」に分解されて、その「アミノ酸」を材料にして「たんぱく質」を作り出します。

「アミノ酸」から「たんぱく質」を作る。

鳥肉を食べて鳥の「たんぱく質」を摂っても、私達は鳥にはなりません。
大豆を食べて大豆の「たんぱく質」を摂っても、私達は大豆にはなりません。
鳥肉や大豆を食べた私達は人間ですし、同じ鳥肉や大豆を食べた豚がいても豚のままです。

これは、「たんぱく質」を体内で「アミノ酸」に分解し、この「アミノ酸」がどのような順序でつながるかが「DNA」に書かれているからです。それを「遺伝子」と呼んでいます。

人には人の身体を作るための「アミノ酸」の配列、豚には豚の身体を作るための「アミノ酸」の配列があるので、
私達は、「DNA」に書かれている設計図の通りに、20種類の「アミノ酸」を組み合わせて、身体の構成する部品を作っているのです。

「たんぱく質」が不足していたら

このように、食事から摂取した「たんぱく質」を「アミノ酸」に分解して、その「アミノ酸」を材料にして「たんぱく質」を作り出すというころは、
摂取する「たんぱく質」が不足していると、身体を構成する部品をつくるための材料不足となってしまします。

毛髪や爪などは、新しく作り出されて伸びていくことがわかりやすいですが、目に見えていないような臓器や筋肉なども、古くなった部分は分解して、新しくつくった「たんぱく質」を利用して再生していきます。
この時、体内に貯蔵している「アミノ酸」からも再利用されますが、約4割は食事から摂取した新しい「たんぱく質」が利用されるということがわかっています。
つまり、コンスタントに適量の「たんぱく質」を摂取していることが必要なのです。


1日にどれくらいの「たんぱく質」を摂取すると良いかは、こちらを読んでください。

私達の身体を構成している筋肉・臓器・血管・血液・骨・皮膚・毛髪・爪などなど、人の身体の大部分は、食事から摂取した「たんぱく質」が分解された「アミノ酸」から成り立っています。
さらには、酵素・ホルモン・神経伝達物質・血液成分・免疫細胞・DNAも、「たんぱく質」の一種からできています。

つまり、私達の生命活動は、まず、「たんぱく質」ありきなのです。

「たんぱく質」を、積極的に摂るようにしたほうがいい理由が、少しずつわかってきたでしょうか?

食事だけで必要量を全て摂取するのは、なかなか難しいです。
私は、プロテインも活用しています(^^)

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