2021年1月30日(土)
約20人がzoomで集まり、チャットに書き込みながら参加するスタイルでした。
前半は、プラスロボ代表の鈴木さんから、スケッターについてのプレゼンテーションです。
スケッターのこれまで
プラスロボは、ロボットの販売代理店としてスタート。
介護業界にもロボットによる自動化が必要であると考えていたが、現場に関われば関わるほど、効率化や生産性を一番に求めるものではなく、人によるホスピタリティーの要素が強いと感じるようになった。
2018年8月 クラウドファンディング
2019年2月 スケッター リリース
2020年2月 登録者1000人
2020年8月 介護労働安定センター、
介護むさしアカデミー、
神姫バス、広告会社(日宣)、
川崎社協
など、様々な組織と連携が決まる
2021年1月 登録者2000人
施設数200
マッチング数1600件
(7割が、介護職ではない人)
コンセプト
「誰もが介護業界に関わる世界を作るスキルシェアサービス」
資格がなくてもできる仕事で介護業界に携わること機会をつくり、介護業界外の人を巻き込むことで、課題を解決する。
無資格・未経験でも可能な「業務の切り出し」を提案し、介護業界外の潜在労働層を巻き込んで、介護業界の人材不足に一石を投じていきたい。
スケッター登録者の特徴
①若手の登録が多い。
10~30代の登録が中心で、学生も活躍している。
就職(転職・Wワーク)を検討している人もいる。
②介護業界への熱意
「現役の介護職員で、勉強のために他施設を体験したい」「自分の経験や時間を生かして人の役に立ちたい」「将来的に介護業界で働きたい」など、熱意のある登録者が多数いる。
③異業種経験者も多数
幅広い経験、スキルを持ったスケッターたち。介護の補助だけでなく、レク、文章作成、PC操作、デザイン、SNS関連、など、様々なお仕事を依頼することが可能。
介護業界における人材の構造
介護業界の人材の母数をどう増やすか?
長期的にみて、非雇用という形で介護業界に関わる人を発掘することが重要である。
また、現場に行かないとわからない理由による離職が多いので、スケッターで現場を体験してから採用に至ると、ミスマッチを防ぎ離職を減らすことができる。
人材紹介や派遣と異なる思想
①関心層との接点づくり
前述したように、介護業界に携わる人を増やす。
②スケッターのスキルのシェア
様々なスキルを持ったスケッターがいるので、介護業界でそのスキルを発揮できる。
③事業所のブランディング
スケッターに発信してもらうことで、給料や福利厚生ではない部分の魅力を伝えることができる。施設のファンをつくり、地域のサポーターを集めることができる。
↓
関わり方改革によって、令和時代の新しい仲間集めを実現する。
単に「隙間時間で稼げる」「単発派遣」という資本主義的な考え方ではなく、社会全体、地域全体で誰かを気にかけている文化(互助文化)が大切。それがそもそも福祉の概念である。
事業所にとっても、スケッターにとっても、短期的なメリットの話ではなく、一緒に社会のあり方を中長期でデザインしていくサービスである。
ミッション
介護福祉領域の関係人口を増やし、2025年問題解決に挑む
今後の取り組み
介護の外にいる人を巻き込む。
ボランティア志向
大学生・専門学校生
フリーランス・ダブルワーカー
フリーター
など
従来とは異なる、社会に開かれたコンテクストを作るために、
①介護への新たな視点を与えることで、潜在層に気づきや発見を与える。
②介護の定義を拡張することで、潜在層が自分ごと化できる接着点を作る。
そして、
共感者とともに育てるプロジェクトでありたい。
運営とユーザーという垣根をなくし、近い距離感で議論をしたい。
そのために、スケッターとして活動している人からのアイディアや意見も大歓迎とのことです!
ツイッターのコメントやDMでも、お気軽に連絡してみると良いと思います。
このプレゼンテーション中、参加者のチャットも盛り上がりました。一部を紹介します。
ZOOM会の最中は、チャットで参加者からのコメントも多数!
①事業者からの案件を見て応募することしかできないので、スケッター側から「こんなことができる」と提案できる機能があると良い。
→以前そのような機能があったが、うまく活用されなかった。定期的に、「こんなことができる」と募集してみようと思う。
また、自己紹介文に書くと、それを見た事業所からメッセージがあることもある。
②LINEで新着お仕事の配信があるといい。
→現在はメールなので、検討中。
③マップ表示があると良い。
→現在エンジニアが作業中で、今年前半で公開できるのでは。
など、
スケッターや施設からの声を、すぐに拾って検討してくれます。
スケッターからの「こんなことやってみたい」「こんなことやったら面白いんじゃないか」へのアンテナも高く張ってくれていますし、サイトの使い勝手なども伝えて、スケッターや登録施設も一緒に進化していけると良いですね。
Zoom会は、とっても気軽に参加できるイベントです。
定期的に開催するようなので、ぜひ参加してみてください♪
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