私の看護師転職失敗談

看護師お役立ち/転職情報

楽しそうに看護師をやってる人を見ると、
「なんであの人は楽しそうなんだろう」
「なんで自分はこんなにつらいの?」
と比較して、人の方が良く見えますよね。
今、楽しく看護師ライフを送っている人だって、ずーっと楽しく過ごしてきたわけではないんです。
失敗をたくさんして、学んで、どうしたらよいかを考えて行動する結果、自分に合った働き方をみつけているんです。
私もその一人です。

今は、楽しく看護師もやっていますが、一時期は看護師じゃなくてもいいと思っていたこともあるし、職場環境や上司と合わなすぎて自分が自分じゃなくなっていくのを感じながら模索していた時期もありました。
今の私にとっては人生経験としてあってよかったなと思う出来事ですが、そのさなかにいた私にとっては大問題でしたし失敗だと思っていました。

誰かの励みになればと思い、私の転職時の失敗談を紹介します。
かなりのブラックを経験しております。

ハローワークで見つけた透析クリニックでの失敗談

1.院長が私を採用した意図が、現場スタッフには全く伝わっていなかった。

まず、透析クリニックがまあひどい状態で。

  • 患者情報がまとめられていないため、患者の情報収集ができない。
  • 感染ボックスに入れた使用済み回路を、もっと詰め込もうと、上に乗ってぎゅうぎゅう押し込む。そしてその靴で歩き回る。
  • 救急カートの点検もされていないので、使えたものじゃない。
  • 一応モニターがあるが、心電図モニターを装着したところで看護師も技師も見れないし、アラーム止めてるだけ。

まだまだありますが、これだけでも相当ひどいでしょ?笑

院長は、そんな状態を良くないと思っていたらしく、私の面接時に、以下の目的であなたを採用したいとのことで、私も合意していました。

  1. 現状改善のため、気になったことはどんどん言ってほしい。
  2. 患者情報をちゃんとまとめたいので、現在通院している患者の情報をまとめてほしい。
  3. 定期的に健康相談を行ってほしい。(私は保健師国家資格も保有)

問題点と改善策をまとめて院長に提出し、何をどう変えるべきかと動き始めたのですが、現場にいる看護師や技師からのめんどくさそうな言動と、新人がいきがってるぞみたいな、なんか変な空気になってきた。
なにかがおかしい。
そう。院長の意向は、現場スタッフには全く伝わっていなかったのです。

しかし、経緯を伝えても、何年も適当に仕事をしてきて問題意識のないスタッフばかりなので、もちろん「変化」がおもしろくないようで、私が浮くばかり。
前述したような不適切な感染対策と患者管理をしているため、患者に良くないですし、何かがあった時に自分自身も守ることができないと思い、8ヶ月で辞めました。

採用者との合意があったとしても、現場で働くスタッフにはどのように伝わっているのかを事前に確認しておくべきでした。

2.夜間透析日は22時以降も勤務するが、深夜割増賃金が支給されていないと気付いた。

夜間透析日は、22時半までの勤務だったのです。締め当番に当たったら、23時まで。
辞める時期を考え始めた頃、深夜割増賃金が支給されていないことに気付きました。
申し出ると、「年俸制なので、深夜割増分も残業分も年俸に含まれています。」と言われましたが、納得いきません。
労働局の無料相談窓口へ、雇用契約書を持参して行きました。

相談の結果、雇用契約書に年俸の中に深夜割増賃金や残業代が含まれているという文言が明記されていないため、年俸を時給計算して深夜割増賃金や残業代を算出し、雇用時までさかのぼって支給してもらうことができるといわれました。
また、書面にして請求すべきであること、やりとりは録音してくるとよいことを教えてもらいました。
アドバイス通りに実行すると、退職時に全額受け取ることができました。

賃金に関する疑問は、労働局に相談しに行くべし!

透析クリニックでの経験で学んだこと

  1. ハローワークで失業保険をもらうために求人検索していて見つけたものだったが、ハローワークでは職場内環境や看護師特有の情報は得られない。
  2. 自分の採用意図と現場スタッフの状況をしっかり観察してから動くべきだった。
  3. 給与明細はしっかり見るべき。納得いかないことは、雇用契約書と給与明細を持参して労働局に相談しに行き、アドバイスをもらって行動するとうまくいく。

知人の知人からの紹介の訪問看護ステーションでの失敗談

1.事前に聞いていた話と全然違った。

新設のステーションの、いわゆるオープニングスタッフとしての採用でした。

  • 看護師が2.5人(常勤は1人計算、非常勤は0.5人計算)いることが最低条件なのですが、私が常勤1人のみで、残りの常勤1人と非常勤0.5人は名前だけ在籍していて実働実績のない看護師。
  • 所長は3ヶ月後に来るから、それまで代理で所長に名前を置いてもらいたいとの話だったので、所長業務はやらないことを条件に所長予定の看護師が来るまでの期間付きで了承した。
    しかし、所長になる予定だった看護師は「聞いていた話と実際が違いそうだから行かない」と断ったようで、その経緯や私の名前を所長に置き続けることを私本人に確認されないまま、所長に名前を使われ続けた。
  • 言われていた給料より低い。それを伝えると、言った言わない論になったり、軌道に乗ってからの話だから今は無理だと言われたり、社長への信用喪失。

「初めはそういうもんだから」と言われると、そういうものなのかと思っていましたが、だんだん様子がおかしいと気付きます。
所長予定の看護師(訪問看護歴が長い方)が来ないとなった時に、やはりおかしいんだと確信しました。
しかし、私が辞職すると、訪問看護ステーションの看護師人数を満たせなくなり、訪問看護ステーションの継続が困難となることはわかっていたので、すでに利用している患者や他のリハビリスタッフにも迷惑をかけることになってしまう。次の看護師が来たら辞めようと決めました。

オープニングスタッフになる場合は、社長や所長が良く知っている人物ではないのなら、すべてを疑ってみた方が良いですね。
そして、疑問に思うことは、一つ一つ質問し、質問内容と回答は全て記録しておいたほうがいいです。

2.必要な手続きがなされない。

  • 「忙しい」を理由に手続きに行ってもらえず、入職後一ヶ月以上健康保険証がなかった。
  • 私から天引きした税金2ヶ月分が、納税されていなくて、唖然。
  • 退職後2週間ほど経っても、離職手続きがなされていなかった。それにより、次の職場での年金や健康保険の手続きも遅れた。
  • 退職時に社用車を返したが、翌年に自動車税の請求が来た。私の名前を無断で半年以上使い続けていたらしい。

職員の必要手続が必要なタイミングでなされず、雇用主としてありえないですよね。
個人が新設したところだと、起こりうる事態なのかもしれません。

雇用主がやるべきことではありますが、自分自身の健康保険・年金・税金なので、状況把握と金額確認は自身でも行うべき。
看護師は天引きされているものについて無知すぎるので、もう少し関心を持った方がいいです。
個人経営の場合は要注意!

3.未経験者に必要なフォロー体制がない。

  • 実働が未経験の私一人という異常事態。(常勤2名、パート1名のはずなのに、私以外はただ名前が在籍されているのみで、出勤してこない)
  • 暴言と異常行動で業界では有名らしい患者に、訪問看護未経験の私一人で訪問に行き、問題が発生して相談しても、時間通りに帰ってこられないことを責められ、どうしていいかわからない。だんだんメンタルやられてくる。

何度か社長に相談していましたが、時間通りに帰ってこられないことの工夫をしろとの一点張りで、こちらは帰りたくても帰れないから困っているのに、どうしていいかわかりませんでした。
1年弱経った頃、訪問後に、駐車場のおじさんにやさしい声をかけられたときに、嗚咽しながら泣いてしまったことがあり、もう限界だと気付きました。
ちょうど次の所長になるとのことで看護師が入職したので、「来て早々で申し訳ないですが、かくかくしかじかで社長への信用がゼロになりました。私は辞めます」と伝えました。

訪問看護を初めてチャレンジする時は、訪問看護経験者からの指導・フォローを受けることができる環境にあるステーションを選ぶべきでした。
後から知りましたが、問題のある患者には、通常は看護師2名で訪問するようです。やりたかった訪問看護でしたが、トラウマになりました。

訪問看護ステーションでの失敗から学んだこと。

  1. 入職前に聞いた雇用条件は、メモを取り、その場で間違いがないか確認をしたほうがよい。入職後に、聞いていた話と違うということが発生した時に、証拠になる。
  2. 保険・年金・税金について、関心を持とう。確認しよう。
  3. 未経験の分野にチャレンジするかたちでの転職は、教育体制を事前に確認する。
  4. 自分を保てる範囲でがんばろう。

この2連続の失敗のあとに、条件に合った転職ができた。

自分で見つけて転職するケースで2回連続失敗したことと、訪問看護に在籍しながら転職先を探していたので、転職サイト4社くらいに希望条件を伝え、たくさん来た情報の中から気になるところをピックアップしました。

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転職サイトの担当者から、過去の転職者からの職場環境についての情報や、営業や同行した際の院内の雰囲気などを聞き、「聞いていたことと違う」ということがまた起きないように情報収集しました。
過去の自分の失敗から、不安な点を伝え、事前に確認してもらいました。
転職サイトを利用する事にも賛否両論ですが、私の場合は、自分で転職先を探したケースよりも、転職サイトを複数使って情報収集したうえで転職先を探したケースの方が、うまくいきました。

失敗したからこそ気付けたこともありますし、私自身が何を大切にして看護師をしたいのかも考える機会もたくさんありました。

なので、当時はすごく辛かったり、辞めたくて辞めたくて仕方がなかったけれど、だからこそ今の価値観に影響を与えてくれた出来事でもあります。
あなた自身や他人の失敗体験から、学んで、策を講じて、自分に合った働き方をみつけていきましょう。


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