看護師を辞めるか辞めないかで悩んでいるあなたへ

看護師お役立ち/転職情報

「仕事に行きたくない」
「毎日辞めたいと思っている」
「看護師向いていない」
「せっかく看護師になったから辞めないほうがいいんだろうか」
「他の仕事がすごく楽に思える。事務やりたい。」

などなど、
辞めたいと思いながらも辞めていいのか、本当に辞めたいのか、今後どうしたいのか、もやもやしている看護師も多いですよね。
年数を重ねると、自分の看護観があったり、自分の中での重要事項を自分で考えていたりしますが、新卒~看護師3年目くらいの時期って、特に、こんなもやもやが、ずーーーっと脳みそに絡み付いていたりします。
きっとほとんどの看護師が経験しています。
ということは、その状況からの切り抜け方も十人十色で必ずあるはずです。

切り抜け方を見つけるためには??

いろんな人から経験談を聞くことが、一番だと思います。
対処方法を知らないから対処できないだけなので、知ればいいのです。

切り抜け方や対処法はどうやったら知れる?

同じレベルで悩んでいる人同士で悩みを話すことも発散にはなるかもしれませんが、実は、切り抜け方は見つからないのです。
なぜなら、切り抜けていない人同士の会話ですから、愚痴を話して発散するという方法を繰り返すだけなのです。

いろんな人から経験談を聞くと一言で言っても、誰から聞くかが重要です。
誰から経験談を聞いたら良いのでしょう??
職場の先輩?
憧れの看護師像となる先輩がいる場合や、その職場を続けたいけれど自分のステップアップが通常より遅くて悩んでいるような場合は、職場の先輩でも良いかもしれませんね。
しかし、辞めようか悩んでいる場合、辞めたいと思っている職場内にはもしかしたら求めている答えはないのかもしれませんね。

では、誰に聞いたらいいの?

「楽しい」「やりがいがある」「もっとこんなことをしたい」と向上心を持って看護師を続けている人に経験談を聞いてみることが、私のオススメです。
今、これを読んでいるということは、“面識のない誰か”にも助けを求めたくなっているんですよね、あなた。

SNSでどんな人とでも繋がれる現代ですから、

  • どうしたらこんな楽しそうに看護をできるんだろうと思う看護師
  • なんかかっこいいなぁと思う看護師
  • 看護師を辞めて他の事をした結果すごく充実していそうな元看護師

など、あなたが魅かれる看護師・元看護師に、勇気を出して相談してみるのも、一つの策です。
かつての自分と同じような悩みをもっている人からのSOSに、手を差し伸べてくれるはず(^^)

とはいえ、あなたの今後を決めるのはあなたですので、あなた自身で考えることも必要ですよね。
実際に私が相談を受けた時に、「あゆみさんと話すとスッキリした」と言われる考え方を紹介します。

今の職場を辞めるか、看護師を辞めるかを考える前の大前提

看護師である前に、あなたはあなたです。
看護師人生の中にあなたの人生があるのではなく、あなたの人生の中に看護師な部分もあるんです。
まずは、このことを忘れないでください。
一番大事なことは、あなたの人生が楽しいものであること。

あなたの人生のなかで、看護師はどんな存在なのだろう?

今、壁にぶつかり、
今、辛くて、
今、辞めたくて仕方ない。
そう、今は、そうなんですよね。
一度その感情は横に置いておいて、考えてみましょう。

あなたの人生の中で、看護師ってなんでしょう?
1年後、3年後、5年後のあなたは、看護師でいたいですか?看護師じゃなくてもいいですか?
看護師は、やりたいことのうちの一つでしょうか?看護師でありたいのでしょうか?
元看護師になりたいのでしょうか?もしくは、元看護師になっても良いのでしょうか?

考えてみると、あなたの人生の中での、「看護師」というもののポジションが、今までよりは見えてくると思います。
その「看護師」を思い描いてみてください。

「あの頃は辛かったけど、あの頃に勉強して身につけたものが、今でも活きているから、今となってはよかったな」と、今のあなたを見て思えますか?
「理不尽な先輩ばかりで、早く転職しておけばよかった」と思いますか?
「看護師を辞めてよかったな」と思いますか?
「あの時辛いからって看護師辞めなければよかった」と思いますか?

1.看護師を辞めず乗り越え方を探す

あなたの人生を思い描いたときに、「看護師」というものがどこかにあるのなら、看護師は辞めずに、乗り越え方を探す道に進みます。
このタイプの方は、「看護師」が嫌なのではなく、“思い描いていた看護師像”と“今の自分”が違いすぎて、“今の自分”が嫌なのでは?
今、とても辛いのはわかります。
しかし、苦難を乗り越えたり、悔しい思いをしたり、その中で小さなやりがいを見つけたり、一進一退のように見えますが、経験を積んだだけあなたは看護師として成長しています。
そして、同じような悩みをもつ看護師に、経験談を話せる人になるのです。

よくあるもやもや

「あれもこれも、できなくて辛い。」

⇒ できるようになるには、何をしたらいい?できるようになった自分は結構いい感じじゃない?
何をしたらいいのか、思い当たるものはいくつかあるけど、やっていないだけかも。まずは、やってみよう!

「要領悪くて仕事が遅くて、フォローしてもらうのも申し訳ない。」

⇒ 要領いい人は、どうやって効率化しているんだろう?コツを教えてもらえたら自分も今より仕事早くなるんじゃないかな?「あの人、要領いいな」と思う人に、聞いてみよう。

「毎日怒られて泣きたくなる。」

⇒ 何を指摘されているのだろうか?勉強不足で怒られているのなら、勉強しよう。でも、勉強しなきゃいけないことが山積みになって、何からどう勉強していいのかわからない。
これは、新人が陥りがちなスパイラル。
仕事中にわからなかったことや、後で調べようと思ったことは、ワークシートの裏にでもメモして、仕事後にすぐ調べてみよう。
「心電図」とか「呼吸器」とか範囲が大きすぎてどう勉強していいのかわからないということもあるよね。プリセプターや1年上の先輩に、まず何を勉強したらよいのかを聞いてみよう。

「理不尽に怒られる」「挨拶しても無視される」

⇒ 挨拶を無視するのは、人としてだめよね。だから、気にしないで大丈夫。
明らかに理不尽なものは、ある程度スルーしていいです。ちゃんと聞いてるフリはしてね。スルーしている態度で聞くと、さらに怒られるので、ご注意を。

「漠然と辞めたい」「看護師向いていないのかも」

⇒ もしかしたら、今の職場があなたに合わないだけで、他の職場にいくと、楽しく働けるということもあるかも?
「看護師」と一言で言っても、実は、いろんな働き方があるのを知っていますか?
あなたが知っている「看護師の働き方」を辞めたいだけで、あなたに合う「看護師の働き方」があるかもしれない。

「この職場を辞めたい」

⇒ 今の職場でリーダーまではやる、プリセプターの期間はやりきる、ここでやることはやったからもういいかな、など、
区切りをつけて、職場を変えたり、派遣や単発バイトで他の環境を経験してもるのも、前向きな退職になる。
一つ一つクリアしていくと、あなた自身も経験値の高い看護師になりますし、同じように悩む看護師の気持ちもわかる看護師になれますね(^^)
看護師は続けるけど今の職場からは離れるという場合には、転職先でも同じことで悩んだりしないよう、しっかりと準備をしてから転職活動を始めることが大切です。
看護師が退職の意思を伝えるタイミングやそのための準備

2.看護師を辞める選択をする

「看護師」というものが、あなたの未来になくてもいいのであれば、看護師自体を辞めるという選択肢もあります。

この場合は、看護師のバイトをしたりパートをしたり正職員で復帰したりという道を残しておきたいのであれば、看護師経験年数で採用の難易度が変わってくるので、看護師経験年数は3年くらいあったほうが都合良いと思います。

看護師になったから、看護師を続けなければいけないということはありません。
あなたの人生の中に、看護師がなくてもいいのなら、看護師を辞めるという選択はとても前向きな選択になります。
人と違うことをすると、周りの人からは「もったいない」「なんで辞めるの?」と言われるでしょう。
でも、看護師よりもやりたいことがあるのなら、看護師よりも重要なことがあるのなら、もったいなくないし、辞めてもいいんです。

私の友達にも、「看護師はいつでもできるけど、モデルは今しかできない!」と、看護師を2年で辞めてモデル業を本職にした子がいます。
大学時代に毎日隣りで授業を受けて、居眠りしたらノートを見せ合い、一番長い時間を共にした友達。
やりたいことに突き進んでいてかっこいいですよ。

最後に

たまには嫌になったり、仕事行きたくなかったり、朝起きたくなかったり、ドキュメンタリーや医療ドラマでいろいろ思い出して大号泣してメンタル落ちちゃったり、私もあります。
でも、看護師を辞めない理由は、私の中にしっかりあります。

一番大事なのは、
あなたらしさを隠して現状を続けることではなく、
あなたらしく、あなたの人生を楽しむこと。

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