入院付き添いをして、看護師も気をつけなきゃなと思ったこと。

看護師お役立ち/転職情報

看護学生時代に、居宅ヘルパーをさせてもらっていた身体障がい者Aさんの付き添いで、1泊入院付き添いをしてきました。
入院する側になって病院に滞在すると、発見がいっぱい!
細かな事はたくさんありましたが、看護師が日頃から気を付けるべきだなと思ったことを3つ紹介します。

付き添い時の病室内の状況

4人部屋だったけれど、入院者はAさん1人だった。
窓側のベッドにAさんが寝ていて、その横の廊下側のベッドを撤去し、簡易ベッドを置かれていた。簡易ベッドに、布団を敷いて寝る。簡易ベッドは、寝返りをうてない幅のパイプの枠にネットが張ってあるような本当に簡易的なもの。床上20~30㎝。
ナースステーションの目の前の病室から3部屋ほど隣りの病室。
真夏。冷房は、窓側の天井から冷風が出るタイプ。病室内で温度調節できる。

病室内の温度

北海道の夏ですが、病院のように空気のこもった空間では、やはり冷房がないと暑くて寝苦しい。
私は廊下側の壁にぴったりくっつけた簡易ベッドに寝るので、窓側の天井にある冷房の風は当たらず蒸し暑いのですが、

窓側のベッドに寝ているAさんは「寒いから冷房の温度を上げて」「今何度になっている?」「寒いから冷房切って」と、夜間3回冷房についての声かけがありました。
確かに、窓側に立つと冷風があたって涼しいので、寝ていたら寒いかもと思いました。
こんなにも、ベッドの位置による寒暖差があるとは思いませんでした。

病室に入った時の体感で室内温度を調整しがちですが、患者さんが寝ている場所に身を置いてみて、患者さんが感じている温度を体感して室内温度の調整をしなければいけませんね。
室内環境の調整って大事ですね。

簡易ベッド

付き添い者用の寝床は簡易ベッドだったので、少し動くだけでもギシギシ鳴るので、相当気を遣いました。
そして、床上20~30㎝の高さに横になるので、知識があるためものすごく気になる(笑)
床上30㎝以下は、不潔区域。
そこに寝るということですな???
マスクを持ってきて本当に良かったと心から思いました。
しかし、病院の床上20~30㎝の位置に、付添人を寝かせて良いのだろうか。疑問は残ります。
夜勤の仮眠時のせんべい布団よりは体が痛くなりませんでしたが、不潔区域に寝ていることで呼吸するのも気になるし、眠れないから体勢を変えたくなるのですが音を立ててはいけないと思うと動けないし、気になること満載で寝付けませんでした。

最大の気付き!看護師がうるさい!!

病室の扉は開いているので、病室外から、他の部屋の患者さんのいびきや咳も聞こえてきます。
もちろん、ナースコールや看護師の足音も聞こえてきます。
仕方ない物音なので、気にはなるけど、意外と不快ではない物音でした。(1泊だけだからかもしれませんが)
しかし、ナースステーションから聞こえる看護師の話し声や笑い声が、響き渡っていて、とっても不快!
私は健康な状態で付き添って1泊のみですが、入院患者は体調が悪く何泊もしている方も多いので、毎日こんな不快音の中で寝ているのかと、ぎょっとしました。
それと同時に、私達も、何気なく廊下で業務連絡してしまうことがあるなと思って反省し、またナースステーションで会話していますが、入院患者の睡眠の妨げになっていることに気付かずにいることもあるかもしれないと、思い当たる節があります。
気を付けて仕事をしなければと思いました。

看護師や介護士のみなさん、夜勤中の話し声は、あなたが思っているより響いているようです。
普段より、もう少し気にかけましょう。
私も気を付けます。

入院する立場になる機会があると、看護師として働く際にも気を付けようと思える発見がたくさんありました。
患者体験や入院経験がある人からの声を聞いてみることも、看護師として患者さんに関わる上でも必要だなと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました