看護師のみんな知らないと損ですよー!転職や退職の時は、失業保険を活用しよう!

看護師お役立ち/転職情報

転職する友達に「ハローワーク行った?失業保険もらう手続きした?」と聞くと、
「めんどくさいからやってない。」
「ハローワークって仕事ない人が行くんでしょ?看護師は別に必要なくない?」
「1か月くらいしたら働くからもらえない。」
というような返答が帰ってくることが多いです。

ハローワークに数回行くだけで、受給期間に月10万円以上もらえるとしても、めんどくさい??
3か月の失業期間を終える前に就職が決まった場合は、再就職手当がもらえるんだけど、結構な金額になるの知ってる??
ハローワークではないところで見つけた求人での就職決定でも、再就職手当をもらえるんだよ??
ちゃんと申請すれば、バイトできるんだよ??

転職が決まってしまってから知ると、「早く知りたかったー!!」となります。
退職前のタイミングで教えてあげることができたときは、「え!ハローワークに絶対行く!ありがとう!」となります。
転職の際には、失業保険も活用したほうがお得ですよ♪

失業保険(雇用保険)は、どういう人が受給できるの?

失業保険の受給対象者は、このように定められています。

雇用保険の被保険者が離職して、次の1及び2のいずれにもあてはまるときは、一般被保険者については基本手当が支給されます。
1.ハローワークに来所し、求職の申込みを行い、就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にあること。
したがって、次のような状態にあるときは、基本手当を受けることができません。
①病気やけがのため、すぐには就職できないとき
②妊娠・出産・育児のため、すぐには就職できないとき
③定年などで退職して、しばらく休養しようと思っているとき
④結婚などにより家事に専念し、すぐに就職することができないとき
2.離職の日以前2年間に、被保険者期間(※補足)が通算して12か月以上あること。
ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。
※補足 被保険者期間とは、雇用保険の被保険者であった期間のうち、離職日から1か月ごとに区切っていた期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日以上ある月を1か月と計算します。

つまり、あなた自身がすぐに働ける状態にあり、まだ転職先が決まっていない場合に、失業保険は受給できるのです。
この条件を満たしていれば、自己都合退職でも、もちろん、受給できます。
離職の理由によって、離職した日から受給できる日までの期間は異なりますけどね。
手続きが面倒だと思う方は、受給までの見通しが立たないから面倒に思ってしまうだけだと、私は思います。
私は、一つ目の職場を退職する前に、友達から「失業保険は活用したほうがいいよ!」と教えてもらって、退職前にハローワークに「失業保険とは何ぞや」「私も失業保険を受け取れるのか」「受給までの期間を短くするためには、どうするのが良いか」「バイトはできるのか」と聞きに行きました。
受給までの見通しが立つと、こりゃー活用しないなんてもったいない!と思いました。

失業保険(雇用保険)をもらうまでの流れ

1.まずは、あなたの住居を管轄するハローワークに行って手続きをする。

①ハローワークのホームページを見ると、必要書類一覧が載っています。

②必要書類を持参して、あなたの住居を管轄するハローワークに行きましょう。
ハローワーク所在地情報
「雇用保険被保険者離職票」と書かれているので、離職票が届いてからでないと手続きをできないのかと思いますよね。

私が退職前にハローワークに聞きに行った時に教えてもらったことは、離職票が届いていなくても、離職の確認を取れれば(職員方がパソコンで調べて、離職の確認を行ってくれました。)手続きを開始できるので、離職日を過ぎたらすぐにハローワークに来てもらえると、受給まで待っている期間をより短くできるとアドバイスもらいました。
なので、離職票はまだ手元にありませんでしたが、離職日の翌営業日に手続きに行きました。

ハローワークの混み具合によりますが、この初回の手続きは様々な説明を受けるので、時間を要します。
時間に余裕を持っていくと良いです。

2.「雇用保険受給者初回説明会」に参加する

開催日時が決まっているので、手続き時にお知らせを受けた指定の日時の説明会に参加します。
万が一、日程が合わない場合は、手続き時に日時を相談してみましょう。
説明会は頻繁に開催されているものなので、違う日時の説明会に参加できるかもしれません。
友人が、違う日にしてもらっていました。

3.求職活動を行う

「雇用保険受給者初回説明会」で、最初の認定日を知らされます。

失業の認定を受けようとする期間(認定対象期間。原則として前回の認定日から今回の認定日の前日までの期間)中に、原則として2回以上の求職活動の実績が必要となります。

求職活動とは、就職しようとする意思を具体的かつ客観的に確認できる積極的な活動のことをいいます。
つまりどういうことかというと、
ハローワークに行って、ハローワークのパソコンで求人検索をしてハンコをもらいます。
もし、気になる求人があったら窓口で応募の相談を行い、気になる求人が無ければまた次回ハローワークのパソコンで求人検索を行います。

4.指定された認定日にハローワークに行く

求職活動をしたハンコを確認されつつ、もしも単発のバイトなどで収入が発生した日があれば申告します。

5.受給

1か月の受給金額は、「基本手当日額」×失業日数 になります。
「基本手当日額」は、離職した日の直前6か月の月給の平均金額の50~80%で、年齢区分ごとに上限額が定められています。

30歳未満 6,750円
30歳以上45歳未満 7,495円
45歳以上60歳未満 8,250円
60歳以上65歳未満 7,083円

看護師の月給だと、この上限額くらいになりますね。
あなたの対象年齢で、失業日数30日で電卓たたいてみてください。
にやけませんか?笑

失業保険受給の手続きをしても、バイトできるってほんと??

「労働時間が週間20時間以内」であり、「31日以上の雇用見込みがない」という条件を満たし、認定日にちゃんと申告すれば、アルバイトもできます!

受給資格が決定した日から通算7日間の待機期間中は、完全に失業状態でなければいけないので、この期間だけはアルバイトはNGですので注意です。

アルバイトでの収入に上限は定められていないので、時給が高い看護師にとってはラッキーな条件です。
8時間の単発バイトを週2回で、週16時間。
6時間の単発バイトを週3回で、週18時間。
こんな感じで、週20時間以内におさめて単発バイトをすると、条件を満たせます。
転職サイトを利用して単発バイトをすると、どこか医療施設に雇用されるのではなく、1日単位での契約になるので、「31日以上の雇用見込みがない」も満たせます。

私は、1つ目の職場を辞めた後、6か月間、失業保険受給対象内で単発バイトをして過ごしました。
この単発バイトをするために、単発バイトも扱っている転職サイトに登録したのが、初めての転職サイト利用でした。
私よりも少し早く退職予定だった先輩に、「MC─ナースネット は単発バイトがたくさんあっていいよ」って教えてもらったんですよね。
実際、いろんな単発バイトの求人があって、普段なかなかできない経験ができました。

4時間以上のアルバイトをした日数は、失業日数には含まれなくなるので、例 8時間の単発バイトを週2回(月8回)した場合(30歳未満で計算)

 

基本手当日額6,750円 × 失業日数22日 = 受給額148,500円

もしも時給1,300円のバイトをした場合
1,300円/時 × 8時間 × 月8回 = アルバイト代83,200円

失業保険の受給額とアルバイト代を足すと、
14,8500円 + 83,200円 = 231,700円

時給がもっと高い場合は、これ以上になるので、時給高いものを選んでいました。

予想していた以上にもらえるでしょ??
「ハローワークに行くのがめんどくさい」で済ますにはもったいないでしょ??

就職が決まったら、手当てをもらえるケースもあります!!

「再就職手当」というものをご存知ですか?
就職が決まっていなければ受給できるはずだった基本手当の一部を受給できるのです。

・支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上のあること
・1年を超えての雇用が確実であると予想されること

などの条件を満たすと、「再就職手当」をもらえます。
この「再就職手当」は、ハローワークで仕事を見つけないともらえないと思っている方も多いようです。

失業保険の給付制限期間が、離職してから1ヶ月以内の再就職の場合は、ハローワーク等の紹介での就職である必要がありますが、

1ヶ月を経過していれば、ハローワーク以外の紹介、つまり、看護師転職サイトや自分で探した求人でも、再就職手当を受け取れるのです。

給付率は?

給付率は、再就職が決まった時点での所定給付日数の残日数によって決まります。

基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の2以上

基本手当日額 × 支給残日数 × 70%

基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上

基本手当日額 × 支給残日数 × 60%
と、早期の就職のほうが、給付率が高くなっています。
就職が決まりそうになったら、自分の残日数から再就職手当を計算してみて、受給額とアルバイト代とも見合わせて、どのタイミングで就職をきめようかな、いつまでアルバイトしようかな、と考えてみるのも良いと思います。

給付される条件やパターンについて

看護師の転職での失業保険受給のパターンとしては、このような例が多いと思います。

①1か月以内にハローワークの紹介で就職が決まった場合

再就職手当をもらえる
週20時間以内のバイトもできる

②1ヶ月以降に、支給残日数が3分の1以上残っている状態で就職が決まった場合

再就職手当をもらえる
週20時間以内のバイトもできる
自己都合退職の場合は、3か月を経過した時から基本手当ももらえる

③支給残日数が3分の1以下になってから就職が決まった場合

基本手当をもらえる
週20時間以内のバイトもできる

退職前の手取り額よりは少なくなりますが、転職活動期間の手取り額としては申し分ない金額になると思います。
退職してからではなく、退職する前に、ハローワークに行って失業保険受給について問い合わせてみると、具体的に教えてくれます。

看護師はハローワークなんて関係ないと思わず、
すぐに就職するつもりだから関係ないと思わず、
失業保険を活用したほうが、お得なことがたくさんあると思います。
退職者が多い3月(年度末退職)、6月(夏のボーナスもらっての退職)、12月(冬のボーナスをもらっての退職)とその翌月上旬は、ハローワークも混んでいるので、
退職予定の方は、早めにハローワークに行って失業保険について聞いてくると良いと思います。


私が失業保険の手当てをもらいながら、単発バイトをしていたのは、MCナースネットです。
1日単位でのバイトができるし、病院の他にも、クリニック、老健、デイサービス、グループホーム、イベントの救護班、演習の臨時講師など、いろんな経験ができてよかったです♪
ツアーナースもありますよー!

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