プログラム
1.スケッターのプレゼンテーション/鈴木
2.「スケッターとの出会いと可能性」/阿波野
3.「りぷらすとスケッターの関わり」/橋本
4.対談・質疑応答
スケッターを使って、リモートでのお仕事や、首都圏から秋田県へ出向くスケッターも複数件成立し、スケッターからの評価も高い“ショートステイ輪~りん~”は、阿波野さんが経営する介護施設。
同じく東北地方の橋本さんは、地方でもスケッターを活用している“ショートステイ輪~りん~”の事例から、「やってみよう!」「なんでもっと早くにやってみなかったんだ!」と思ったそうです。
そんな2人をゲストに迎えたオンラインセミナーです。
私は、スケッターでもお仕事をしています。北海道は、まだ登録している介護施設が少ないため、実際に施設に出向くお仕事はできないので、zoom会議でのアイディア出しや、インタビュー&ライティングのお仕事をしています。
人口減少や高齢化率が全国一位の秋田県。人手不足をどう打開するか。
人口減少や高齢化の問題の背景には、生産年齢人口の著しい減少も大きく影響しており、阿波野さんも、人手不足で欠員が出ても補充できず、従業員がますます辛くなるという負のスパイラルにはまっていた時期もあったそうです。
スケッターの導入前から、この人手不足を解決するためにどうしたらいいかを、従業員を交えて試行錯誤しながら、業務を細分化し、介護士でなければいけない業務かどうかを振り分け、外国人・高齢者・障害者と協働してきました。
そんな中、Twitterでスケッターを発見した阿波野さんは、スケッターの世界観に共感し、リツイートしたところ、鈴木さんから猛烈なアプローチがあったそうです。
秋田県まですぐにスケッターに来てもらう事は難しいと考え、地方に人材が集まるためにはどうしたら良いのかアイディアが欲しいというzoomを使ってのお仕事依頼からスタートし、施設の感謝祭のお手伝いや、リモート傾聴、壁飾り作成、働いているスタッフのPR記事作成など、様々なアイディアでスケッターを活用しています。
私も、ショートステイ輪~りん~のzoom会議のお仕事をさせてもらったことがありますが、阿波野さんの人柄や、介護業界を良くしたいという思いが伝わってくるので、何か力になれることがあればやりたいなを思わせてくれる印象がありました。きっと他の方も同様の感情が沸き、スケッターの応募が殺到したり、秋田まで足を運ぶスケッターが複数人現れたりということが起こるのではないかと思います。
私が実際にスケッターでお仕事をしたリモートワークです。
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あきた創生マネジメント 「リモートスケッターリポーター Part2 その①」
スケッターは都市部のマッチングサービスだと思っていたが、そうではなかった。
施設に直接来てもらってお仕事をするものだと認識すると、場所が限定されるように思えますが、先述したショートステイ輪~りん~のように、リモートワークできるアイディアがあれば、施設の場所とスケッターが住んでいる場所は関係なくなります。
橋本さんがスケッターを使ってみた印象を3つにまとめて話していました。
①マッチングのスピードが速い。
②多様な方が登録している。
③活用方法はアイディア次第。
スケッター登録をしている人は、介護分野の仕事をしている人に限っているわけではないので、施設側の企画力によって、今までにはない全く新しい仕事の依頼を生み出すことができます。
介護に携わる人材を増やすために、従来とは異なる視点の選択肢が増え、アクションが増えることが大事であり、地域住民を巻き込んで実践している「りぷらす」は、これからも目が離せませんね。
私が実際にスケッターで、インタビュー&ライティングのお仕事をした記事です。
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一般社団法人りぷらす 「りぷらすの理念に魅了されて、神奈川から宮城に移住した理学療法士にインタビュー」
新しいことを導入することが難しい施設が多い。どうしたら変わるのだろうか。
対談・質疑応答では、zoomのチャット機能を利用して、参加者から質問や意見が飛び交いました。その中で多かった課題は、スケッターを含め新しいことを施設長や同僚が理解・実践しようという方向にならないので変化しないということ。
少子高齢化が進むことも、介護業界の人手不足がすでに問題であるがこれからますます問題となることも、わかりきっていることなので、変わらないと疲弊していくのが目に見えています。
変わらない組織を変えるのは無理難題であり、関心層からのムーブメントをどう起こしていくか、変化を起こすネットワークづくりがこれからのポイントになるという話をしていました。
スケッターの理念に共感した人と介護施設が、スケッターに登録しています。
志が近しい人が集まるので、横のつながりができやすく、一緒に立ち上がり新しい互助のカタチを作れる、まさに変化を起こすネットワークづくりになっていくサービスです。
阿波野さんも、橋本さんも、自分達が試行錯誤してきたことから一緒に考えられる事はぜひ一緒に考えましょうと話されていていましたので、スケッターの導入を迷っていたり、どのように活用すると良いか、どのように提案したら良いかなどは、阿波野さんや橋本さんに相談してみると道が開けるかもしれませんね。
また、スケッター登録をしている人からのアイディアで、新たなお仕事が生まれる可能性もかなり高いので、Twitter等を活用して、スケッター登録者とスケッター登録施設の交流がイノベーションを起こすのではと期待しています。
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